アルファのメモ
私的な用途のためにまとめた、アルファの仕様のメモです。 自分でもいつ何の役に立つのかは分かってません。
取りあえず忘れないようにのメモ。データ部分は調査中のもあり。順次改訂。


AlfaRomeo gtv 2.0(1982)
車台 116.370
ボディ 116.60
エンジン 直列4気筒DOHC(アルミ合金ブロック)1962cc(84mmX88.5mm)
吸気 40mmφデロルトツイン
出力 130bps@5400rpm (98kW)
トルク 18.5kg-m@4000rpm
製造期間 1981〜1983,1983〜1986(series3)/モデル全体では1974-1986
サイズ 全長4260/全幅1664/全高1300/重量1100kg(full tank)/定員4名
タイヤ 195/60HR15
巡航速度 1st:41km/h, 2nd:73km/h, 3rd:113km/h, 4th:151km/h, 5th:188km/h@5400rpm
最高速度 194km/h@6000rpm
インプレ 初めて運転したアルファが1.8で、初めてオーナーになったアルファがコレ。最初のドライブの印象は、「昔の日産車に似ている」だった(確かに日産が一所懸命マネした時代もあるし、このクルマの時期は"アルナ"の時期とも重なる)。ともあれ、gtv2.0はデビュー当時、相当速いクルマだったに違いない。14年経った段階でも、同程度の排気量 なら、首都高などでかなり乱暴に迫ってくるクルマでも、コーナーの組み合わせによっては簡単にちぎる事ができた。Alfettaの凄さ、名車ぶりというのはおそらく実際に乗った人でないと分からないと思うが、一言で言って「ノーマルの乗用車でここまでやれる」レベルの高さ。これを1974年に既に達成しきってしまったのだから、その後は滅びゆく歴史だけ…というのも分かる気がする。クルマの性能にこれ以上、何を求めろというのだ?
諸説ある中で敢えて、僕は速さとトランスアクスルのバランスの両方をAlfettaに求めるのであれば、この2000ccのgtvがベストチョイスじゃないかと思う。面 白さは1.8の方がさらに上。でも乗りこなれてくると、だんだん2000ccでもアンダーパワーな気がしてくる。だから2.5Lが出たんだろうと思う。維持費の問題で手放したが、クルマ遍歴の中で未練が残った唯一のクルマ。
備考 Alfettaシリーズのクーペボディ後期型。厳密には1981年以降"Alfetta"とは言わない。大きく分けて初期型、中期型、後期型の3つに分かれるうちの後期型(の前期)。初期型は主に1.8リットル、中期型は2.0リットルとアメリカ仕様の5MILEバンパーと機械式インジェクションの付いた2.0リットル、後期型は写 真の2.0リットル仕様。この後期型はさらに内装やサスの仕様の違いなどで二期に分かれる。81-83年式とそれ以降の区別 は、メーターナセルの配置で分かる。前期型と中期型まで、運転席の前にレブorスピードメーターだけであったものが、81年式からは三連式の一体型ナセルになる。83年式からはさらに油圧や水温計などがセンターコンソールに移動、集中モニター化する。 また、81-83のバッジが"ALFAROMEO gtv"であるのに対し、83年式以降は"GTV2.0"となる違い。この81-83年式は、前後のモデルとはかなり電気系統などが異なる。後期型ボディの2.0というとアメリカナイズされてるように言われがちだけれど、このイギリス仕様(右ハンダーでエアコンがついてなくて電装アクセサリーが皆無)はかなりスパルタンで軽い。 ただし日本では台数も資料も少なくて知る人は少ないらしい。
注意点 動力部分はアルファの常で問題なし。それより内外装部品の欠品が相次いで、かなり絶望的。フロントガラス、前後バンパーは新品は欠品の可能性が高く、傷ついたり変形しやすい。ヘッドライト(ロービーム)も新品は入手困難。というか電気回りは期待する方が間違い。樹脂関係も相当もろい。ボディは、70年代のモデルよりは錆にくくなっているようだが、袋部分は要注意。この時期のAlfettaは、サンルーフなども欠品がかなり多いので、まともに外装をリストアするより乗りつぶせとは元伊藤忠系のメカニックの談話。
買うなら Alfettaは、元来丈夫なクルマだと思う。経年の割にはまともなのが多いのではないかとも思う。ただ、74-81まで製造されたクルマは、他の年式に比べて錆に弱い方だ。76年以降の伊藤忠モデルは後から防錆加工されているらしいが、正確な年式については不明。ジュリアを買うならむしろ僕はアルフェッタを薦める。ジュリアよりいいクルマを探すのは簡単だけど、アルフェッタよりいいクルマを探すのは本当に難しい。それだけ、アルフェッタのメカニズムと実際の性能は「名車」の形容に恥じないのだ。

 

AlfaRomeo 75TS(1991)
車台 162.B40
ボディ 161.31.2
エンジン 直列4気筒ツインスパークDOHC(アルミ合金ブロック)1962cc(84mmX88.5mm)
吸気 BOSCH モトロニック FUEL INJECTION
出力 148bps@5800rpm(111kWヨーロッパ仕様)(日本仕様:145bps)
トルク 19kg-m@4000rpm
LSD 25%
製造期間 1989〜1991(series3)/モデル全体では1986-1992
サイズ 全長4334/全幅1660/全高1400/重量1190kg(full tank)/定員5名
タイヤ 195/60VR14
巡航速度 1st:00km/h, 2nd:00km/h, 3rd:000km/h, 4th:000km/h, 5th:000km/h@5800rpm
最高速度 210km/h@6000rpm(メーター読み実測)
インプレ

ノーマルの時はナヨナヨ気味だったが、ショックをビルシュタインにした途端、オソロしく曲がるクルマに変身した。ビルシュタインのおかげだけでなく、元々そういう特性を持ち合わせたサスの特性は持っている。トラクションのかけかたさえ覚えればインを差す感じはgtvとは比較にならないほど鋭い。gtvで覚えた乗り方はあまり役に立たなかったから、トランスアクスルと言っても相当その雰囲気は違う。姿勢の立ち上がり方も、gtvの様に優美と言えるものではなく「うりゃ〜!」というかけ声が似合いそうな勢い。それでも14インチのホイールで60で、これだけコーナリング時のクルマの挙動がちゃんとしてるクルマを他には知らない。少なくともエンジンとサスのバランスやアクセルのオンオフの感触の面 白さに関しては、gtvよりもむしろ僕の感性には合っている。ただしそのトラクションのかけ方がたかだか20kg-mのクルマとは思えないほど難しく、同時代の日本車(スポーツ車)と比べても「速く走れる」とかそういう次元で語るクルマではとっくになくなっている。というのも、コイツのギア比は一体何をにらんでこうなっているのかさっぱりわからない構成になっているのだ。かいつまんで言えば日常使用では高すぎるギア比とピークの遠いトルクの山、その割にはピークを保って走ろうとすると路面とのトラクション保持が異常に難しい。ドリフトが好きな人にとっては面白いのかもしれないが、そもそもガチンと効きすぎるLSDがトラクションの気むずかしさをさらに倍増させ、また破綻後のアンダーもかなり急激に来るので滑っていてもあまり愉快ではない。この素人が最も使いづらいギア比とサスのバランスは、往年のアルファのそれではなく、命が惜しくないか若くなければ乗れないイタ車のそれだ。アシグルマのカタチをしているのにアシグルマにならない。と言うわけで、相当度胸の要るクルマ。僕はこれで3回死にかけた。

備考 75と、前期155までのツインスパークエンジンは、アルミブロック+チェーンカム駆動。
注意点

エンジンルームの超高温によるバカげたトラブル、当然の様に信頼性と効果 に乏しいエアコン、相変わらず幼稚な電気工事。個人的にはこれからアルファビギナーに75を薦めるのはどうかと思う。つまり経年的にもそういう時期だし、作りはヨーロッパ車全体に同じ弱点が言える年代。そしてアルファの欠点を引きずったまま、フィアットの欠点まで背負い込んだ最初のクルマ。往年のアルファらしさは2番目ぐらいに味わいにくい(何を以てアルファらしいとするかは人それぞれだけれど)。さらにとどめで何より辛いのは、gtvに比べて機械のバランスを崩しやすい事。たぶん、バランスが崩れている事を知らずに乗っている75オーナーは案外多いんじゃないか?とさえ思うぐらい、ヤレ方の速度が速い。アルファを知らない知人にヤレた75を運転させて「アルファなんてこんなもんか」と思われたくないが、そういうのは実際多いらしい。
 ただし、程度のいいのは、あと10年も経てばいろんな意味で名車になるとは思う。「プレ75、ポスト75」。良い悪いではなく最初からそう宿命づけられたクルマ。


注意)これらの資料は、時々勝手に更新されます。

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