島県猪苗代湖町の蕎麦の畑。東北の田園、原野には北海道や関東ともまた違う、独特の雰囲気がある。大きく分けると4つぐらいのパターンがあって、南東北、北東北、三陸、日本海側という感じで分けていたが、ここ20年ぐらいでその風景もずいぶんと様変わりしてきて、パターンが細かくなっている気がする。何が何でも田圃一辺倒の時代から減反政策に変わり、農業自由化のおかげもあるのか、いろんな個性を醸し出すようになってきているのだ。おそらくそれぞれ本来の土地や風土が持っている特徴に合った作物を考えているのだろう。この界隈に蕎麦が合うかどうかは知らない。でも確かに米を作っている頃より、猪苗代湖畔は美しくそして生き生きとして見える。(2000/09)


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© Chihiro SATOW