ぐうたら犬と暮らそう

足を拭こう

 最近、犬に履かせるゴム靴というのをペットショップで発見して、ちょっと感心。欲しいなあと思ってたんです。
  でもたいていの犬は靴を履きません。だから外から帰ってきたら玄関で足を拭きましょう。というわけで足を拭かせる犬になるための練習。
  同じマンションには、散歩から帰ってくるたびエントランスの水道でおとなしく足を洗ってもらっている秋田犬がいます。んまー、なんていい子なんでせうか。ここまでいい子でなくても足を濡れ雑巾で拭くだけでもきれいになります。


 こういうのは一見難しそうに見えて、実は定着がとってもラク。ナゼかというと毎日の習慣だから。それと何歳になっても大丈夫。遅すぎるって事はありません。ゴルビー(シベリアンハスキー)なんか、室内飼いにチェンジした4歳になってから覚えました。最初は「何すんだうりゃ〜!」でしたが、1週間もすると言われなくても足を自分から上げるようになりました。

1:最初は拭くマネ…(前足編)

  1. スワレorツケ(自分の横に平行に座らせる)
  2. 抱きかかえるようにして、「足を拭くよ」と言いながら前足を雑巾で素早く持ち上げる。
  3. 嫌がる前に降ろして誉める。
  4. 同じように、リズミカルに反対側の足を素早く持ち上げる。
  5. 抵抗する前に素早く降ろして誉める。

2:マネっこ(後ろ足編)

  1. 胴をしっかりホールドし、写真の様に左手で後ろ足のスネの部分を、ほんの少し浮かせる。
  2. 雑巾を浮いた足の下に滑り込ませる。
  3. 抵抗される前に素早く降ろして誉める。
  4. 反対側(人間側)の後ろ足も同じように右手で胴をホールドしたまま、左手で足を浮かせる。
  5. 抵抗される前に素早く降ろして誉める。

3:少し慣れてきたら…

  1. 対面して、きちんとできるようにしよう。
  2. まず「はい足拭くよー」とか言いながら雑巾を手にする。上の方法で慣れてくれば、これだけで座れるようになる。
  3. 「右」とか言いながら右足を掴んで拭く。反対側も同じ。そのうち、「右」と言うだけで右足を差し出すようになる。
  4. 上手に拭かせる事ができたら必ず誉める。
  5. 前足を吹き終わったら、「タッテ」。(できない時は、ついでにこの機会に覚えていただきやしょう。「タッテ」とコマンドをかけながら、お腹のあたりを持って立たせるだけ)
  6. 右の写真のように後ろ足を持って拭く。これは犬にとっては結構難しい姿勢です。ネリはまだこの状態でクルクル回ったりして落ち着きません。そのうち上手になるでしょう。

コツ

  • 最初に「スワレ」と「マテ」を確実にマスターする。
  • 全体の動作はサイレント&スローモー。
  • 一旦足を持ったらスピーディ&リズミカル。
  • うまくいっても失敗しても、毎日やること。
  • 犬の足は強く持たない。かる〜く、さらっと。
  • 慣れてくればゴシゴシやっても平気になります。
  • 足を拭く(4本の足が雑巾に触れる)までは絶対に家の中には入れない。
  • どんな時でも誉めることを忘れずに。

 

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