トイレトレーニングと並んで大変なのがリードトレーニング。いわゆる「ツケ」と「アトエ」、人(犬)によっては一生悩むかも。僕はこのコントロールが未だにヘタクソです。ジロ〜ゴルビー〜ネリと、少しずつマシにはなってきてはいますが、何を持ってアトエの始まりと終わりにするかの場合分けが難しくて悩みます。だいたい普段の散歩ではそんなにピッタリくっついてくれなくても構わないんだし、けれども人混みでは、何時間でもツケでアトエ状態でないと困るというジレンマ。けれども、そんな都合はぐうたら犬は聞いてくれないのです。 ネリの場合、股関節不全を恐れるあまり、最初の1年間は本格的な散歩(習慣化した散歩)をやりませんでした。けれども逆にこの事が幸いして、リードトレーニングはどうやら成功を納めました。というのは、リードでの外出が短時間なため「外出時=リードトレーニング」にすることができたためです。6ヶ月齢(家に来て2ヶ月弱)でほぼ合格点をあげられるほどまで、アトエができるようになったのです。レトリーバーの素質もあったのかも知れませんが。 というのも、ゴルビーの場合は、訓練所でもダメで(それでも「アトエ」が何を意味するのかだけは理解した)、結局自己流で模索し、「引き運動」と「飼い主へのお供」を分離してはじめて、アトエが効くようになりました。 犬が人間より前に出たがるのは、主従がしっかりしてないせいだというのは、かなり広く信じられている話ですが、ゴルビーと暮らして以来、それはどうも違うなと考えるようにになりました。だからといって引っ張って良いという事にはならないのですが。 牡犬の引っ張り癖を治すのが大変だというのは、マーキングと深く関係している部分もあるそうです。とにかく用便を全て済まさないうちは、いくらリードコントロールしても、テンションは懸かり続けます。 ジロは元々外飼いでコミュニケーションが不足気味だったことや、まだ知識がなく正しいリードコントロールを徹底できなかった事もあって、引っ張りグセは終生残りました。 ゴルビーはツケもアトエも完璧にこなすくせに、絶対にアイコンタクトを取ろうとしません。僕が 急に立ち止まったり、方向転換すると、普通の犬なら一所懸命飼い主のほうを見るのですが、ゴルビーは前方を凝視したまま、気配だけを感じ取ってピタっと止まり、くるっと方向転換します。剃り犬そのものです。 |
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