フランス車とアルファロメオ

 フランス車のサスの素性を一言で表わした言葉に「猫足」というのがあります。柔らかくて乗り心地がいいんだけど、しっかり地面を捉えているという、一見矛盾する様な特徴を指しています。それほどフランス車のサスは気持ちがいいです。
 ところでなぜアルファをイタ車の部類に入れないかというと、これはもう明らかにアルファのクルマ作りはイタリア車とフランス車の感覚の中間にあるという印象からです。ミラノがトリノよりフランスに近いという訳でもありません。が、アルファの素性は時々プジョーの様な感じがする事があります。「とても似ている」とは言えませんが、例えばFIAT車に乗ると、そのサスのあまりの固さに辟易することがあります。それをレーシーと言うこともできますが、僕の感覚から言えば、サスを固めて素晴しいのはやはりドイツ車であって「イタ車」じゃないなというのが正直なところです。アルファ、特に75TSはそのイタ車の中にあって、ロールはするしピッチングもかなり大きい部類に入ります。それがちょうどシトロエンやプジョーに似ているのです。



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