自己流チェック

・ステアリングセンター
ステアリングセンターがずれているクルマは意外に多くて、シトロエンBXなどは新車の時から強く左に振れるクセを持っていました。といっても左ハンドルの場合、ある国産車よりも左に振れる傾向はやや強いこともあります。ある日高速などを乗っていてどうも疲れるなあというのには、これが原因の事がままあります。でも、中には度を超して狂っているものもあるわけで、「こんなもんだろう」と思っていると、そのうち慣れてしまって違いに気付かず、クルマ自体がイヤになってしまう原因を作ってしまう事があります。たいがいはアライメントが狂ってるだけなんですけどね。ホイールを替えただけとか、ちょっとハードなコーナリングをしてしまったというだけでも、結構狂うもんなんです、これが。ゴルフでは1年に2度も直して貰った事があります。

・急制動
中古車や整備から帰ってきたクルマの場合、真っ先にやるのはこれです。「どのぐらいで止まるのか?」これを知らない事にはイザというときにブレーキは味方になってくれません。このテストは別に50km/hとか100km/hも出して(危険を侵して)やる必要はなくて、広くて後続車のいない道で30〜40km/h程度も出せば十分です。ロックするくらい(ABSならABSが動作するように)思いきりブレーキペダルを踏みつけて、自分のイメージ通りに止まるようならOK、ステアリングが振られたり、何となく距離が長い様な感覚を覚えるのならその時点でアウト。どこかヘンなはず。ところで、ブレーキの効きというのを、日常、交差点などのストップアンドゴーの感覚でもって「効く、効かない」を判断する人がいますが、大方は日頃オーバーサーボなブレーキになれているからで、ブレーキ本来の働きを期待する場合には、踏力と効きの間には何の因果関係もありません。

・直進性
これは僕の個人的嗜好で、ステアリングセンターとも関係ありますが、曲がるか曲がらないか以前に、まっすぐ走る事こそ、自分の運転技術の未熟さを危険に変えない最善の方法だと思っています。直進性にも許容範囲があって、手を離しても、どこまでもまっすぐ走る必要はありません。かといって、いつも腕に力を入れて前方を注視していないといつのまにかラインを踏んでしまうようだと、ちょっと疲れます。正確な程度については専門書に任せますが、100m走っても車線から車体が完全に出ないようであれば、大方我慢の範囲内でしょう。

・コーナリング
これをチェックするのは別に重要ではありませんが、楽しみのために一応、左右での曲がるクセがちゃんとしているかどうか、タイヤを滑らせない程度に試すことがあります。

・フル加速
だいたいのチェックができれば、それぞれのギアをめいっぱい使って加速してみます。エンジンにひっかかりがなければ、どのギアでもおいしい部分がすぐに見つかります。

・最高速度
これをチェックするのは容易ではありません。まず現代のクルマでこれが可能な場所というのは、建て前上、日本には「サーキット」しかないからです。だからクルマを購入して1年もたたないとチェックできない事もあります。実はサーキット以外でも、180〜200km/h程度なら可能な場所がないこともないのですが、やはりそういう事を現実に行動に移すのはクルマ趣味としては少し(いや、大いに)気が引ける事ではあります。問題なのは「なぜ最高速を試す必要があるか?」で、これはエンジンの状態とギア比を簡単にチェックするために行います。つまり、本来はそのクルマの絶対的な最高速を計る必要はなくて、各ギア比での最高速を計れば良い訳です。ヨーロッパ車ならたいがい、その模範データの入手は容易ですから、それと照らし合わせればいい訳です。せいぜい3速で事足りる場合もあります。これなら法規を守りながら...というところまでは行かなくても、他のクルマの流れの中で計る事もできるかもしれません。

・電気仕掛けの動作状況
気になる人は気になるし、気にならない人は気にならない部分ですが、僕はこれを違った意味で重視しています。電気仕掛けがおかしいと、どこかでリークが起きている可能性がかなり大きくあります。それをほっておくと、ある日突然エンジンがかからなくなったり、エンストの原因になることもあります。

・長距離巡航
僕は年に2〜3度、往復で1000km以上のドライブをする事があります。そのため長距離をストレスなく走破することがとても重要です。シートの状態はもちろんですが、案外、1〜2時間の連続走行後にトラブルが発生するというクルマが多かったりします。たいていは冷却系統や燃料系統なのですが、そういう兆候は、いざ旅に出た時ではなく、例えば首都高をグルグル何周もして掴んでおくといいと思います。首都高も渋滞さえなければ何かトラブルが起きた時にいつでも脱出できるし、助けを呼ぶこともできます。そして最悪、電車で帰宅できます。



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