ぐうたら犬と暮らそう

参考:テクニックとして紹介されている順位付けの方法

しつけの本や飼育書にはだいたい以下のような事が書いてあります。

  1. アイコンタクト。
  2. 食事は飼い主が先にとり、食べ終わってから犬に給餌する。
  3. 人間が決めた時間に食餌をさせる。残したらすぐに引き上げる。
  4. 部屋を歩くとき、進路に犬がいたら人間が避けず、犬に避けさせる。
  5. 身体のどんな部分でも触らせるようにならす。
  6. マズルコントロール。
  7. 玩具は犬に与えっぱなしにせず、遊んだら最後は人間が取り上げて収納する。
  8. 撫でたい時は、自分から犬に近づいてはいけない。必ず呼びつけて撫でる。
  9. ベッドや布団で一緒に寝ない。
  10. なるべく椅子やソファでくつろぐ。犬の目線が常に人間より下にあるよう保つ。当然、ソファには犬はあげない。
  11. 「フセ」を習慣づける。
  12. 同じ場面で叱ったり叱らなかったりしないよう、一貫性に気を付ける。

 などなど。これらは確かに必要で、僕も実行している事があります。でも機械的にやったとしても、即リーダーになれるかどうか・・・。これらは結果 であって、結果を得るための方法じゃないのです。例えば1、5、6なんかは、リーダーになろうとしてやってもできません。

 この中で、人間がリーダーであろうとなかろうと実行した方がいいのは、3、7、10、12です。逆に2、4、9は、主従を作る段階では確かにかなり有効です。ただ強固な主従関係(+信頼関係)ができていれば、さほど神経質になる必要はありません。段々柔軟な発想に変えていくと、かえって面 白い関係が作れるかも知れません。
  主従関係ができていても可能とは限らないのは、5と11。確かに我慢して従いますが、中にはその我慢がストレスになってしまう犬もいますので、仮にできなかったとしても焦らず、おおらかに接してあげてください。

 本によってはアルファになる方法を、犬の群れ社会と直結して書いているものもありますが、全部が全部犬社会と重なるとは限らないので気を付けたほうが良いかもしれません。同レベルで争っても犬の信頼は勝ち取れません。人間は人間らしく、犬は犬らしく振る舞うのが一番です。

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