同じ犬種の飼い主が親しくなる機会は、他犬種に比べて多いですし、病気やしつけの情報の交換もできるありがたいものです。
珍しい犬種や流行直前の犬種になると、飼い主もさすがにベテランの人が多く、心得たもので、犬同士を近づけるべきかどうかを完全にコントロールできる人が殆どです。例えばレトリーバーやセッター系、シェパードなど、単独で行動し、高度な訓練性を要求される犬はしっかり待たせておき、飼い主同士だけが歓談するという光景が
見られました。逆にハスキー系は、元々の犬種の性格や、群れで人間と行動するという特徴もあって割とイージーなオーナーが多かったのですが、それでもお互いに近づけるかどうかのコンタクトは取っていました。
ただ、こういうマナーはハスキーやゴールデンが大流行し、バラエティに富んだ犬種が公園に出入りしはじめた頃には、隅の方に追いやられた観もあります。特に目立つのはファッションや熱帯魚感覚で犬を飼い始めた人たちのマナーです。 全く飼い主がコントロールできないのに公園に入った途端にノーリード、しかもそれらの犬達は我が儘で攻撃性も強い、ノーコンブリード丸出しの犬達(それでも純血種)であり、時が経つにつれ明らかにトラブルも多くなってゆきました。
僕とゴルビーが公園への出入りをやめてから(それもゴルビーが他のノーリード犬に噛まれた事が原因)、その傾向はどんどん強くなり、近所の散歩仲間の人からは頻繁に咬傷事件やそれに伴う訴訟沙汰を耳にするようになってしまいました。今、林試の森はどうなっているのでしょうか。ちょっと興味があるところです。
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