ぐうたら犬と暮らそう

手作りフードは楽しい-4-

その他の食材

前の方のページで、手羽先、牛スジ、ニンニク、エビオスのことを書きました。

もちろんこれだけでは食餌は成立しません。次の様な食材を準備しています。


ご飯

ちょっと考えれば当たり前なのかも知れませんが、米というのは、他の国では犬の食餌にはポピュラーではないんだそうです。

それでも最近は「お米は犬に大変よろしい」という事を言うイギリス人やアメリカ人のブリーダーが出てきているそうです。

それで、市販の自然派ドッグフードにも「ラム&ライス」を謳うフードが増えています。

どちらもアレルギーを起こしにくい食材だからです。

ラムはともかく、ご飯は日本ではだいぶ前からメインですね。

でもメインにしてしまうと犬は太ってしまうかもしれません。

ご飯のいいところは、量を調整しやすいというところです。

食べ過ぎかな?と思ったらご飯を減らしてあげればいいのです。

ネリは普段はご飯と肉類が2:1ぐらいの割合になるように食べています。

玄米を食べさせることもあります。人間の方の主食が、主に玄米だからです。

ただし、玄米の場合はご飯の状態からさらにお粥にしてあげないと犬は消化できません。

くれぐれも人間が食べる状態ではあげない方が賢明だと思います。


鶏のもも肉や胸肉

手羽先や牛スジだけではタンパク質の絶対量が足りません。

というか、メインはどちらかといえば鶏のもも肉、胸肉の方です。

ササミの方がいいと言う人もいるかもしれません。好きずきでしょう。

普通は冷凍保存し、加熱してからあげます。本当は生のままあげたいのですが。

鶏のハツ・レバー

ハツは脂肪分が多いので、脂肪のかたまりの部分を必ずはじいて使います。レバーはトッピング程度に。冷凍して保存し、加熱してからあげるようにしています。

鶏の砂肝

砂肝は手羽先と同じで、一週間分ぐらいを生のまま酢付けにしてあげます。これもサイドメニュー程度にあげています。

なぜこれだけ生であげるかというと、過熱した時に固くなってしまうこと、酢漬けにしたときに臭いが少なかったという理由から、大丈夫と判断したためです。


野菜

肉食といっても、犬は野菜も食べます。というか、肉食動物の多くは野菜も食べます。

理想的なのは、草食動物が食べた半消化のものだそうです。一番近いのは煮た野菜です。

最初のうちはカボチャやキャベツを煮てペースト状にしていましたが、面倒なので今は野菜くずをその都度煮ています。

なるべく細かく切ってクタクタになるまで煮るのがコツです。

ネギやタマネギはあげないようにしています。ただしタマネギ、ニンニク、ニラ、長ネギ等はあげないのではなく、量 に注意すべきだと言う人もいます。


おから

これはさして栄養があるわけでもなく、入手や調理や保存がなかなか難しいのですが、適量 なら犬の健康にはプラスです。

 

豆腐、高野豆腐

豆腐も高野豆腐も、肉が足りないときなどにあげています。 高野豆腐は水で戻してちぎって煮ます。

 

納豆

犬は喜びますが、食餌のすぐあとに来られるとちょっと…。

過熱して、柔らかくしてあげます。

 

豆類

小豆などの豆が手に入った時にはご飯の量を少し減らして、あげています。

 

すりごま

ミネラル補給用にトッピングしています。すらないと消化できません。

 

ごま油、オリーブオイル

リノール油の補給用です。

 

エビオス

前にも書きましたがおまじないみたいなものです。ミネラル補給用として。

 

ひじき、のり

最初のうちはヨード補給のためにひじきをあげていたのですが、消化されずにそのまま出てきてしまうため、代わりに海苔を時々あげています。

 

ヨーグルト

時々のせてあげます。酢漬けにしてもヨーグルトにしても、ネリは酸っぱいモノが平気なようです。牛乳はあげません。

 

果物

これを単独であげたら、人間が食べているのを物欲しそうにするようになってしまったため、少量 を刻んで食餌に混ぜてあげることにしました。 ネリが好きなのはりんご、ぶどう、なしなど。

 


こうやって書き出してみると、随分と種類が豊富ですね。

これらを組み合わせを変えながらあげています。

他にも魚や豚肉などをたまにあげますが少量です。

牛肉は、牛スジ以外は基本的にあげません。

マトンは入手できるところでは安価なので、時々あげると喜ぶと思います。

ただし脂肪分が多いので気をつけてください。

(2001/10)

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