32:75TSインプレッション(1)(1998/03/06)

 イキナリですが、75TSを数週間乗ったところで、全ての経緯をスッ飛ばして、新鮮な印象が消えないうちにインプレッションをお送り致します。Alfettaとの比較、75TSの次のモデルである155との印象の差も含めて書いています。
 
(1)はじめに
 納車されたのはワンオーナーの1991年製75TS(グリーンメタリック)。整備記録はもちろん、オーディオなどの取説やアンサマフラーの保証書まで揃っているという、かなり徹底して完調を目指した形跡がある。とは言っても7年の年月を感じさせずにはいられない部分もあることは事実。納車された75TSは前輪左側のショックアブソーバーとタイヤハウスを結ぶカッションにヘタリがあることとその影響と見られる狂いで、120km/h付近でハンドルの微振動がある。これは部品交換だけで直る程度のものだ。
 75TSは、イタリアで「ベルリーナ」という呼称で呼ばれる3BOXの4ドアセダンだ。実は3BOXセダンを所有するのは実に10年ぶりのこと。ヨーロッパ製のセダンに乗っていつも痛烈に感じるのは、ヨーロッパと日本のセダンのパッケージングが別世界の様に違うという事だ。75TSは日本で言うとカローラとコロナの中間位の大きさだが、室内はとてつもなく広く感じる。
 シートは、ややヘタリはあるものの作りそのものは「そこそこ」だ。ツアラーとして言えば尻の痛さはほんの1〜2時間でやってくるし、スポーツカーとして言えばホールドが決定的に足りない。そもそもアルファのシートはたいていは欧車全体で言うと水準以下にある。とは言うものの、それでもシートの最低条件はしっかりキープしているところはさすがに欧車だ。



33に続く